シャクナゲの話
皆さんこんにちわ。
河口湖周辺では桜まつりが沢山行われており、観光客の方々で活気づいています。
もうすぐ本栖湖で芝桜まつりの始まります。
休日は非常に混むので、計画にはゆとりをもってくださいね。
さて、前回は春なのに全く関係がない「ハリガネムシ」を紹介致しました。
今回はタイトルにある通り「シャクナゲ」のお話です。
シャクナゲは4月~7月くらいに標高の高いところで育つ高山植物です。
登山をされる方なら、シャクナゲの美しさはご存知だと思います。
少し黄色いものから、薄いピンクに濃いピンク、多種多様でとても綺麗です。
シャクナゲは高山植物と言うだけあって、暑さに弱く標高は1000m前後~3000mで自生する、と言われています。
なんとHamayouリゾートのいずみの湯でもこのシャクナゲが咲いているんです。
ちなみに西湖の標高は900mで結構標高が高いんですよ。
いずみの湯に咲いているシャクナゲはおそらく植えられたもので、自然になったわけでは
ないと思いますが・・・。
(品種改良で暑さにも強い品種もあるそうです※シャクナゲ全体だと5300種類もあります・・・!)
それでも綺麗な花をこの4月に咲かせてくれます。
まだ六分咲程で花も少し小さいのですが、綺麗ですよね。
また、葉っぱがつるつるしていて特徴的ですよね。
実はこの葉っぱには毒があり摂取してしまうと嘔吐や痙攣をおこしてしまう危険性があります。
その毒が故、花言葉の1つに「危険」が含まれています。
その他にも「威厳」という花言葉もあり、なんだか近寄りがたいイメージがありますね。
それもそのはず、皆さんは『高嶺の花』という言葉をご存知ですか?
【見えて入るが、手に入らないもの。憧れの存在】といった意味ですね。
よく「彼女は高嶺の存在だ」とか言ったり
ロックバンドのBacknumberさんの曲にも『高嶺の花子さん』という曲があったり
結構なじみのある言葉だと思います。
何を隠そう、実はこの『高嶺の花』シャクナゲのことなんです。
今でこそ品種改良で身近に育てられるシャクナゲですが、
昔は高山の奥深くにしか咲かなかったことからも『高嶺の花』と呼ばれるようになったそうです。
本当に山に咲いているシャクナゲはその名の通り、2000mを超えるような高い山でないと
自生している姿に会うことはできません。
日本人の自然への感性が生み出した言葉なんですね。
あなたの知っている言葉の中にも以外にも身近な植物や自然に関係している言葉があるかもしれません。それを見つけてみるのも面白いですね。
ご閲覧ありがとうございました。
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